この数年、CRAへの転職のハードルは高いと考えられていました。
今後のこの傾向は続くのでしょうか。
将来を占う意味で、欠かすことのできない存在が万能細胞とCROの組織です。
・万能細胞が治験加速の大きな要因にも。
製薬メーカーはもちろん、医師や総合病院からの委託を受けて治験を代行するCROでは、CRA人材の獲得に向けて急ピッチで環境整備に入っています。
現在国内には1万7000人超のCRO協会会員が所属していますが、新卒採用・中途採用(転職希望者)を含めて、2万人超の組織にまで拡大される見込みです。
背景には万能細胞の応用で、ガンや難病とされてきたパーキンソン病などの治療に、新たな光が当たり出したことがあります。
・転職希望者にも門戸を開いている状態は今後も。
新卒の採用を優先的に考える製薬メーカーに対して、CROでは転職希望者の採用数も新卒者とほぼ同じ数まで予定しているとか。
狭き門の製薬会社ではなく、広く公平な門となっているのがCROの特徴です。
万能細胞の活用に加えて、国際共同治験の進展もCRAへの需要が増す要因になっています。
長期的な予測をしてみても、新薬や新たな治療法の開発がなくならない限り、求人は一定してつづくとみられています。
・CRAの買い手市場は今後も長期にわたる傾向です。
万能細胞による新薬・新治療法の開発などで、治験加速化の流れは顕著です。
新薬・再生治療を含め、いま日本の医療業界は、治験を加速させるべき大きな節目にあります。
またCROは同じCRA人材でも転職者に門戸を開いた業界ですから、これからはチャレンジのし甲斐も大きくなるでしょう。
転職先としての魅力は十分にある業界です。